2年連続で最多勝を獲得した元日本ハムファイターズの助っ人外国人
2年連続で最多勝を獲得した元日本ハムファイターズの助っ人外国人
先週放送の5話はライジングフォースのグロス回でした。

ご存知の方も多いと思いますけど、一応説明しておくと
グロスというのはアニメ制作会社が元請けとなり、
下請けの制作会社に1話分まるごと制作を任せることですね。
※EDクレジットで『制作協力』とクレジットされているとグロス回になります。

余談になるのですが
基本的にグロス回は本社(元請)回に比べて様々な理由でクオリティが落ちることが普通です。
ただ作品により、まれに本社回に匹敵、場合によってはそれ以上の出来となっているグロス回というの存在します。
古くは※金田さんのいたスタジオZが担当する回や『蒼き流星SPTレイズナー』のアニメアール回や『キングゲイナー』のボンズグロス回とか有名。
最近だと『ポケモンXY』のコックピットグロス(※岩根雅明さん参加回)が定期的に見られる良グロス回ではないでしょうか
(個人的にはジーベックと亜細亜堂がグロス請けした場合は他社に比べてアベレージが高いイメージ)

また、グロス回で好評を得た会社はその後優秀な元請制作会社へステップアップする傾向にもあります
(シンエイ動画制作作品での京都アニメーションやProduction I.G作品のP.A.WORKS等)


で、本題。
2クール作品を自社だけで回すというのはほぼ稀でアニマスも
例にも漏れず25話中6話がグロスとなっています(以下の通り)

4話:アニメーションスタジオ アートランド
8話:M.S.C
11話:ordet
16話:アモ
17話:トリガー
19話:WHITE FOX

それぞれの出来栄えについては個人的な意見だと

良:8、17、19
普:11
劣:4、16

こんな感じでしょうか(※あくまで主観です)
グロスで良い回が複数あったことは当たりといって良いと思います。
(グロスとはいえグロス先の主力スタッフが参加しているのは人気作品ならではの特典といってもいい)

さらにアニマスの場合は上記グロス先以外でも
山内重保さんコンテ演出の9話と横山彰利さんコンテ演出の18話は
実質グロスみたいなものだった(どちらの回もスタッフは両名の人脈によるところが大きく、しかも優秀な人ばかり)ので
「アニマスはスケジュールが厳しかったのに後半持ち直した」と言われるのは
上記の要因も大きいかもしれませんね。

自社スタッフの負担を減らすための外注なのですがグロス先の仕上がりが悲惨だと
自社スタッフで再修正を迫られ余計スケジュールを圧迫するという悪循環も予想されますので
グロス先の選定というのもTVシリーズの制作には大きなカギとなってきます。

シンデレラガールズではどんなスタジオがグロス請けしてくれるかも注目してみると面白いかもしれませんよ!?


個人的にはordetグロスで※山本寛演出見てみたい…高雄さんや松尾さんとは出身元が一緒だし。松尾さん劇アニマスじゃなくて劇場版WUGを手伝ってたぐらいだし。
あと無理だろうけど※小川太一さんか※山田尚子さんのコンテ演出で京アニグロスとか


※金田さん→https://www.youtube.com/watch?v=nG5DaDCeEN8
※岩根雅明さん→http://www.dailymotion.com/video/x1ht98y_iwane-masa-aki-%E5%B2%A9%E6%A0%B9%E9%9B%85%E6%98%8E-mad-2-0_tech
※山本寛→ヤマカン。『かんなぎ』『フラクタル』『Wake Up Girls!』監督
※小川太一→京都アニメーション所属の演出家。若手演出家で一番期待してます。
※山田尚子→『けいおん!』『たまこまーけっと』『たまこラブストーリー』監督

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2個目の画像のだりーなの左手が異様に長い気もするのだけど
あくまでだりーなの妄想だから逆にこれでいいのだ。
ロックなんだし